ちょうど11か月前の昨年12月4日、人間ドックで「あなたは完全に糖尿病です。近くの病院に行って薬をもらう等の対応が必要です」と言われた。「まだ48歳なのに、大変なことになった!!」その時から、糖尿病との闘いは始まった。
まず、日頃風邪などでお世話になっているクリニックで診ていただいたところ、先生から「まず、体重を3キロ以上落として下さい。お酒も半分に減らして下さい。それで3か月様子を見ましょう。血糖値を薬で下げるのは簡単ですが、なるべくなら使わない方が良いから。ただし、薬を使わないで完全に元の数値に戻すことは無理です」と言われ、大きなショックを受けた。もう、元には戻らないんだ、ダメなんだ、、、、、本当に落ち込んだ。
ご縁があり、友人の半沢さんが主宰する健康に関する勉強会「健康リッチの会」の糖尿病セミナーに、藁をもすがる思いで出向いた。講師は、自らも糖尿病と闘い、克服した水澤さんだった。
水澤さんのご指導は、それほど難しいことではなかった。「糖質そのものを摂らないよう心掛ける」「炭水化物は体内で糖質になってしまう」「酒類にも糖質を含まないものもある」などを組み合わせて、自分の生活に生かすことで、糖尿病をコントロールすることが出来るのだ。3か月後、最初に診てもらった掛かりつけのクリニックに行ったところ、ヘモグロビンa1cは5.7。先生は「よく頑張ったねー。ここまで改善するとは思わなかった。」と驚いていた。さらにその3か月後(6月の末)、再度診察を受けたが、a1cはやはり5.8。先生から「もう、年1回の人間ドックだけで良いでしょう。」とのお言葉をいただいた。先生は不思議そうだった。
糖尿病との闘いの中で知ったことだが、日本の医療界では糖質をカットする指導を採用せず、単なるカロリー計算によるコントロールを指導し続けている。実に悲しいことだし、糖尿病に苦しんでいる人達に真実を伝えるお手伝いをしたいと思ったのが、この体験記を書いた理由である。
本当に、半沢さん・水澤さん達「健康リッチの会」には感謝している。今後、糖尿病以外にも生活習慣病には襲われるだろう。その時には、また健康リッチの会に相談するつもりだ。そして、日頃、糖尿病対策用の食事を頑張って用意し続けてくれている家族にも、心から感謝している。
来月2日、1年ぶりに受ける人間ドックで、どんな結果が出るのか、今から楽しみだ。
平成25年11月3日
自営業(49歳)